
ねえゆう、なんで夏はあつくて、冬はさむいの?

おっ、いい質問だね。地球のちょっとおもしろい回り方に、ひみつがあるんだ
夏は太陽に近いから暑い……わけじゃない


夏があついのは、地球が太陽にぐっと近づくからだよね?

なるほど、そう思うよね。でもほら、空から見てみようか

うん、見る見る!

ほら。北が夏のとき、南は冬なんだよ

にゃんと!! おなじ地球なのに、はんぶんずつちがう季節!

じゃあ地球が、太陽におしくらまんじゅうしてるんじゃないの? ぎゅーって!

おしくらまんじゅう、たのしそうだねえ

もっと近づけば、もっとあつくなるでしょ?

ふふ、気持ちはわかるよ。でもね、地球は1月ごろがいちばん近くて、7月ごろがいちばん遠いんだ

えっ、1月って、みいのところさむいよ……?

そうなんだ。だから距離は、季節のいちばんの理由じゃないんだよ
地球は、ななめのまま太陽を一周する


地球はね、すこしななめに傾いたまま、太陽のまわりを回っているんだ

にゃんで、ななめなの? だれかが押したの?

そのわけはまたこんど。まずは、傾いたままだとどうなるかやってみよう

串にささったおだんごを、ちょっと傾けたまま、お皿のおやつのまわりでぐるぐる回してごらん

あ、かたむいたままだと、上のほうと下のほうが、こうたいで太陽に近づく!

そうそう。地球の傾きはおよそ23.4度で、いつもだいたい同じ向きのままなんだ

同じ向きのまま、ずっと回るんだね

ずっと同じ向きで、ぐるっと?

うん。北半球が太陽側に傾くときが夏、反対に南半球が傾くときが冬になるんだよ

みいの半分だけ夏で、半分だけ冬って、へんな感じ!

うん、この傾きこそが、季節をつくるいちばんの理由なんだ
日光がまっすぐ当たると、あたため上手


懐中電灯の光を、まっすぐ床に向けるとどうなるかな

まるくて、小さい光になるよ

じゃあ、こんどは斜めに向けてみて

にゃんと!! 光がのびて、広がった!

そう。同じ量の光でも、まっすぐ当たると集中して、あたたかいんだ

広がると、なんでさむくなるの?

光がうすくなっちゃうのかな?

うすくなる、って近いね。広がるぶん、1か所に集まる力が弱まるんだ

そっか! 太陽が高い季節は、この「まっすぐ」に近いから暑くなるんだね

……うん

じゃあ冬は、太陽が低くて光が広がっちゃうから寒いんだ……ちょっとさびしいね
昼の長さも、夏と冬で変わる


太陽側に傾いた半球では、昼の時間が長くなるんだ

昼が長いと、なにがいいの?

日光を受ける時間がふえるから、それも暑くなる理由になるんだよ

長い昼なら、おやつの時間も長いねえ。ふわ……

ゆう! おやつの回数はふえないよ!

でも昼がどんどん短くなったら、ずっと夜になっちゃうの?

大丈夫、半分ずつだよ。ちなみに、いちばん暑い日は夏至とはズレるんだ

そっか、よかった……ずっとは夜にならないんだね

でも、にゃんで夏至がいちばん昼長いのに?

海や地面があたたまるのに時間がかかるからだよ。赤道の近くでは、この差が小さいところもあるんだ

そっかー! すぐにあつくならないんだね、地球ってのんびりしてる!
ねこ換算


地球は秒速およそ30kmで太陽のまわりを回っているんだ

はやすぎて、わかんないよ

ねこの1.5mジャンプにすると、1秒でなんとおよそ2万回ぶん進む速さだよ

にゃんと!! 1びょうで2まんかい!

でもこの速さや太陽との距離は、季節の理由じゃないよ。傾いたまま回ることが、いちばんのポイントなんだ
3ぎょうまとめ
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季節がある理由は、地球と太陽の距離ではないよ。地球がおよそ23.4度傾いたまま、太陽のまわりを回っているからだよ
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傾いた半球では日光がまっすぐ当たり、昼も長くなるので、暑くなりやすい
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北半球と南半球で季節が反対になることからも、距離ではなく傾きが理由だとわかる
きょうのナゾ

ねえ、ほかの星にも、季節ってあるの?

あっ、もしかしてそれって、まだ誰にもわからないなぞなの?

うん。遠い惑星がどれくらい傾いているかは、直接見えないものも多いんだ

明るさや大気の変化から、研究がつづいているんだ。答えが見つかったら、みいにいちばんに教えるね
つぎはこれ!
おとなメモ(おうちの方・先生へ)
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季節の主因は、地球の自転軸が公転面に垂直な方向から約23.4度傾いていることです。この傾きにより、太陽高度と昼の長さが年間で変化します。
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「日光がまっすぐ当たる」という表現は、単位面積あたりに届く太陽エネルギーが多くなることの単純化です。実際には大気中の通過距離、雲、地表面の反射率なども影響します。
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地球の軌道は完全な円ではなく、太陽との距離は年間で変化します。ただし近日点は1月上旬、遠日点は7月上旬であり、南北半球の季節が反対になることからも、距離は季節の主因ではないと確認できます。
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海陸の熱容量、大気・海洋循環、積雪などにより、気温のピークは夏至・冬至から遅れます(季節遅れ)。季節の現れ方は緯度や地域によって異なり、赤道付近では気温の年較差が小さく、雨季・乾季が目立つ地域もあります。
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「地軸が同じ方向を向いたまま」は1年規模の説明です。実際の地軸には歳差運動や章動があり、傾き自体も数万年規模の長い時間では変化します(ミランコビッチ・サイクル)。
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ねこ換算の根拠: 地球の平均公転速度を約29.8km/s、ねこジャンプを1.5mとして、29.8÷0.0015≒19,900回/秒として計算しています。
参考にした資料
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NASA Space Place — What Causes the Seasons?: https://spaceplace.nasa.gov/seasons/en/
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国立天文台 — 暦Wiki「季節はなぜ変化するのか?」: https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B5A8C0E12FB5A8C0E1A4CFA4CAA4BCCAD1B2BDA4B9A4EBA4CEA4ABA1A9.html
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NASA Science — Milankovitch (Orbital) Cycles and Their Role in Earth’s Climate: https://science.nasa.gov/science-research/earth-science/milankovitch-orbital-cycles-and-their-role-in-earths-climate/
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NASA Science — Earth Facts: https://science.nasa.gov/earth/facts/
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国立天文台 — 暦計算室: https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
(最終更新日: 2026-08-11)