
ねえゆう、ビッグバンって宇宙のどこから始まったの?

そこが気になるよね。「どこ?」が、きょうの大事なポイントなんだ
ビッグバンは、宇宙の「中」のどこかで起きたの?


大きなドーン! があった場所を、地図でさがせないの?

じつは、ビッグバンは宇宙の中で起きた爆発ではないんだ

そうなんだね。宇宙ぜんたいの話なんだ

むかしの宇宙ぜんたいが、とても熱くてぎゅっとしていた状態から広がったんだよ

にゃんと!! 広がったのは、宇宙ぜんたいなんだ!

レーズン入りのパン生地が、ぜんたいにふくらむみたいだねえ

じゃあ、宇宙はでっかいパンなんだ! おやつにできそう!

みいなら、どのレーズンを先に食べたい?

ゆう、パンのおやつに寄り道してるよ!

レーズンは銀河、生地は空間。どのレーズンの間も広がるんだ。食べられないパンだけどね

食べられないの! おやつじゃないの!
じゃあ、宇宙のまんなかはどこ?


パンがふくらむなら、まんなかのレーズンがあるはずだー!

パンにはまんなかがあるね。だから、宇宙のまんなかも気になるよね

宇宙では、まんなかを探せないの?

風船の表面に点をたくさん書いて、ふくらませるところを想像してみよう

どの点から見ても、ほかの点が遠ざかっていく!

そう。表面だけを歩くなら、まんなかの点は見つからないんだ

みいのいる点が、まんなかに見えちゃう?

そうなんだ。ほかの点にいる子にも、その子がまんなかに見えるよ

みんなからも、同じように見えるんだね

うん。だから、まんなかの点は決められないんだよ
風船の「外側」に、宇宙も広がっているの?


風船なら外側があるよね。宇宙の外にも、何かあるの?

ここは、たとえが少しだけ足りなくなるところなんだ

風船の外側も、宇宙の外側として考えるんだね

そう見えるよね。外側まで想像すると、表面が広がる様子を考えやすいんだ

じゃあ、宇宙に本当に風船の外側があるの?

宇宙に本当に風船の外側がある、という意味ではないんだ

でも、外側がないなら、みい、ちょっとこわくなってきた…

……ここにいるよ。いっしょに考えよう

風船の外側は、本物の宇宙の外側ではないんだね

今の観測だけでは決めにくいんだ。宇宙は無限に広いかもしれないし、端のない形かもしれないね
見える宇宙のまんなかが、いつも自分なのはにゃんで?


でも、みいから見える宇宙のまんなかは、みいの場所だよ!

そこに気がついたんだね。光が届く時間に限りがあるからなんだ

遠い星ほど、光がここへ来るまで長くかかるんだね

そう。遠い星ほど、光がここへ来るまで長い時間がかかるんだよ

見えるところだけ、みいを中心に丸くなってるの?

みいの見える宇宙にはみいが中心。ぼくの見える宇宙にはぼくが中心だね

みんなが自分の宇宙の中心なんだ! なんだかふしぎだー!

宇宙ぜんたいの中心と、見える範囲の中心は別ものなんだよ
ねこ換算

見える宇宙の直径は、およそ930億光年と考えられているよ

みいが1メートルずつジャンプしたら、何回ぶん?

およそ880万垓回ぶん。毎秒1回跳んでも、宇宙の年れいよりずっと長いね

それなら、みいの足は先にお昼寝していいんだね…
3ぎょうまとめ
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ビッグバンは、宇宙の中の1か所で起きた爆発ではない
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宇宙の空間そのものが、どこでも広がってきたと考えられている
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見える宇宙の中心は自分に見えるけれど、宇宙ぜんたいの中心とは別もの
きょうのナゾ

それって、まだ誰にもわからないなぞなの?

うん。博士たちは、答えを調べ続けているよ

無限に広いのか、有限でも端のない形なのか…ワクワクするね!
つぎはこれ!
おとなメモ(おうちの方・先生へ)
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ビッグバンは、既存の空間内の一点で起きた爆発ではなく、初期の高温・高密度状態から宇宙が膨張してきたという宇宙論モデルです。「宇宙ぜんたい」は観測可能な範囲を超える宇宙の性質を含むため、厳密には慎重な表現が必要です。
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レーズンパンと風船表面は、銀河間距離が一様に増える様子を示す単純化です。パンの中心・風船の内外・2次元の表面は、実際の宇宙に対応しません。宇宙の曲率や大域的な形は、これらのたとえだけでは表せません。
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「見える宇宙」は、光が宇宙の年齢のあいだに届いた範囲です。宇宙膨張を考慮した現在の共動距離で、半径は約465億光年、直径は約930億光年とされます。
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ねこ換算の根拠: 930億光年を約8.8×10^26 m、みいの1回のジャンプを1 mとして、約8.8×10^26回(約880万垓回)としました。実際のジャンプの距離や、宇宙の大きさの確定値を示すものではありません。
参考にした資料
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NASA — The Big Bang(宇宙の歴史): https://science.nasa.gov/universe/overview/
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ESA Planck — Planck and the cosmic microwave background: https://www.esa.int/Science_Exploration/Space_Science/Planck/Planck_and_the_cosmic_microwave_background
(最終更新日: 2026-08-11)